東京ディズニーリゾートの成長(2001年~2018年)

東京ディズニーリゾートは、2003年の東京ディズニーランド開園20周年を皮切りに、25周年、30周年、35周年と、5年ごとにアニバーサリーイベントを開催し、全国から多くのゲストにお越しいただき、過去最高の入園者数を更新し続けました。

2003年の20周年では“Dream”をテーマに、華やかなアニバーサリーイベントを開催。20年間を振り返るショーは多くのゲストが思い出をよみがえらせ話題となりました。そして2011年3月の「東日本大震災」を乗り越えた2013年、東京ディズニーランドはついに開園30周年を迎えました。アニバーサリーテーマは“ハピネス”。この年に始まったパレードの名称は「ハピネス・イズ・ヒア」。幸せはこの場所にあるというメッセージです。この年度の2パークの入園者数は初めて3,000万人を上回りました。

そして、2018年、東京ディズニーリゾート35周年のアニバーサリーイベントの好調を受け、入園者数は過去最高となる3,200万人を超えました。新たに導入したデイタイムパレード「ドリーミング・アップ!」、新規ナイトタイムスペクタキュラー「Celebrate! Tokyo Disneyland」や開園以来人気の高いアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のリニューアルなど、さまざまな新規コンテンツの導入や季節のスペシャルイベントのテーマを一新するなど、ゲストの体験価値向上に力を注いだことが実を結んだのです。

アトラクションやショーだけではありません。キャスト(従業員)のおもてなしの心がゲストにさらなる感動をもたらします。テーマパーク運営において、キャスト一人ひとりの心のこもったホスピタリティは決して欠かすことのできない大切な要素のひとつです。当社では、人事制度の見直しや教育制度の拡充に加え、キャストがこの場所で働くモチベーションを高めるための取り組みを行っています。

たとえば、オリエンタルランドでは年に一度、「サンクスデー」という、キャストがゲストになるイベントを行っています。この日は、閉園後のパークを貸し切り、役員や上司が日頃の感謝を込めて、パークでキャストをもてなします。
当社では、他にもキャストのモチベーションを高めるためのプログラムを行っています。ゲストに幸せな気持ちになってもらうには働く我々が幸せでなければならないからです。