東京ディズニーシー開業(2001年~2012年)

2001年、海をテーマにした世界で初めてのディズニーテーマパーク、「東京ディズニーシー」が開園しました。


冒険とロマンス、発見と楽しさにあふれるパークとして「東京ディズニーランド」とは異なる新たな魅力を打ち出します。これを機に入園者数が増加し、特に40歳以上のゲストの割合が高まりました。

開業後も、東京ディズニーシーならではの感動をお届けするコンテンツを追加投資し続けます。2004年7月には、メディテレーニアンハーバーで“水の精”と“火の精”が感動的な物語を繰り広げるナイトタイムスペクタキュラー「ブラヴィッシーモ!」がスタート。

 

2005年7月には東京ディズニーリゾートで初めて、360度の垂直回転が楽しめるローラーコースタータイプのアトラクション「レイジングスピリッツ」が導入されました。

 

そして、2006年には東京ディズニーシーが開園5周年を迎えました。大型の新アトラクション「タワー・オブ・テラー」を導入したこの年の11月1日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園者数が累計4億人を達成します。世界で唯一の海をテーマにしたディズニーテーマパークは、その独自の魅力を確固たるものとし、東京ディズニーランドと並び立つテーマパークとして、ゲストの皆さまに定着しました

東京ディズニーシーでは、これを受けて次なる手を打ちだします。「ファミリーエンターテイメント」「ディズニーの夢の世界」「非日常」といったディズニーのテーマパークの原点である共通価値をもっと強く訴求することで、あらゆる世代のゲストに来園いただく方針へと舵を切りました。

 

スリルライドや本格的なエンターテイメントが充実していた東京ディズニーシーに、お子様からご年配の方まで一緒にお楽しみいただけるアトラクションの導入やディズニーキャラクターが登場するエンターテイメントを追加投入するという開発計画が動き始めました。

 

2009年10月には新アトラクション「タートル・トーク」、2011年4月にキャラクターグリーティング施設「ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル」、2011年7月「ジャスミンのフライングカーペット」、2012年7月「トイ・ストーリー・マニア!」と、ファミリーで楽しめる施設を次々と開業しました。

そして、東京ディズニーリゾートにとっても忘れることができない大きな出来事が起こります。

 

2011年3月11日、東京ディズニーリゾートを強い揺れが襲いました。東日本大震災です。幸い建物に大きな被害はありませんでしたが、公共交通機関がストップし、帰れなくなったゲストの方が約2万人パークに留まることになりました。大混乱の中、現場で働くキャストたちは災害時のマニュアルを超えて自主的にゲストの方を誘導したりしたことで、大きな混乱は起こりませんでした。震災の翌日から臨時休園となりましたが、東京ディズニーランドは2011年4月15日に、東京ディズニーシーは同28日に運営を再開し、ゲストとキャストの笑顔があふれる空間が戻ってきました。