株式会社オリエンタルランドおよびそのグループ会社(以下、OLCグループという)に在籍するすべての役職員(以下、私たちという)は、あらゆるビジネスシーンにおいて『OLCグループ・コンプライアンス行動規範』を常に実践し、企業としての社会的な役割と責任を果たします。

OLCグループ・コンプライアンス行動規範
(2006年4月制定 2023年3月改定)

私たちは、高い倫理観のもと、事業活動をおこなうすべての国・地域において適用される法令、規制を遵守するとともに、国際規範、社会的規範を尊重した事業活動を行います。

(1)安全を何よりも優先します。

1.1 安全の最優先

私たちは、事業を通じて提供するサービス、施設、製品の安全の確保について、常に優先して取り組みます。

1.2 労働安全衛生

私たちは、長時間労働の防止などの適正な労働時間管理や健康管理、労働環境の整備等を行うことで安全で衛生的な職場環境づくりに努めます。

(2)人権を尊重します。

2.1 人権の尊重

私たちは、事業に関わる人々の人権が尊重され、尊厳が守られるよう力を尽くします。

2.2 差別の禁止

私たちは、ともに働く人々、お取引先、お客さまを含む事業に関わる人々に対して、性別、年齢、人種、国籍、言語・文化、宗教、障がいの有無、性的指向、性自認などによる差別的取り扱いや嫌がらせを行いません。また、そのような行為を助長、許容しません。

2.3 ハラスメントの禁止

私たちは、セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、妊娠・出産・育児・介護等に関するハラスメントなど、あらゆるハラスメントを許しません。

2.4 強制労働、児童労働の禁止

私たちは、人権を無視した強制労働、児童労働などを許容しません。

2.5 多様性の尊重と働きやすい職場環境の構築

私たちは、多様な背景を持つともに働く人々と、お互いの違いやアイデンティティを認めあい、信頼と敬意をもって業務を遂行し、すべての役職員にとって働きやすい職場環境を築きます。

(3)公正な取引を行います。

3.1 公正、透明、自由な取引

私たちは、公正、透明で自由な取引を推進し、それらを阻害する競争制限や優越的地位の濫用は行いません。お取引先選定においては、経営状況、製品・サービスの品質・価格・納期、サステナビリティの取り組み状況等を総合的に判断し、常に公正なプロセスを通して行います。

3.2 利益相反の禁止

私たちは、会社の利益と自己の利益との対立が生じないよう利害の対立を回避する行動をとります。

3.3 腐敗行為・不正行為の禁止

私たちは、贈収賄、横領等の腐敗行為・不正行為を、どのような相手に対しても、どのような形であっても行いません。接待・贈答等を含めて、高い倫理観をもって行動します。

(4)情報と資産を厳格に管理し、適切に使用します。

4.1 会社資産

私たちは、関係法令や社内規定に従って情報資産を含む有形・無形の会社資産を厳格に管理し適切に使用します。

4.2 秘密情報

私たちは、秘密情報を厳格に管理し、インサイダー取引をはじめとする不正使用を行いません。

4.3 個人情報

私たちは、個人情報を適切に入手し、定められた範囲で使用するなど、関係法令や社内規定に従って厳格に管理します。

4.4 知的財産

私たちは、業務で取り扱う知的財産を各種マニュアルやガイドライン等に基づき厳格に管理し適切に使用します。また、第三者の所有する知的財産権を尊重し、侵害または不正使用を行いません。

4.5 責任ある発信

私たちは、あらゆる場面における個人の発言、情報発信が会社の評価や事業に影響しうることを理解し、OLCグループの一員としての自覚と責任をもって行動します。

(5)環境課題の解決に努めます。 

5.1 持続可能な地球環境と社会の調和

私たちは、すべての事業活動を通して、持続可能な地球環境と社会の調和を図ります。

5.2 気候変動、自然災害への対応

私たちは、すべての業務において、地球温暖化や気象災害のリスクに対して、エネルギー使用の削減と効率の向上により、温室効果ガスの抑制に努めるとともに、気候変動に適応し強靭性を高める取り組みを行います。

5.3 循環型社会

私たちは、すべての業務において、限りある貴重な資源を無駄にしないよう、廃棄物削減とリサイクル、水資源の有効利用、生物多様性への配慮、汚染防止、グリーン調達などの取り組みを行います。

(6)企業の責任を果たし、社会との共存を図ります。

6.1 納税、会計処理

私たちは、法令・規制を遵守し、透明性のある適切な納税を実施します。また、実効性ある内部統制システムを整備・運用し、会計処理は関係法令や会計基準、社内規定に従い適正に行うとともにステークホルダーに対して適時適切に情報開示します。

6.2 ステークホルダーとのコミュニケーション

私たちは、ステークホルダーとの直接的な対話を重視し、ステークホルダーに対する適切で開かれた情報開示と双方向でのコミュニケーションを実施します。またステークホルダーからの意見・要望を謙虚に受けとめ事業に活かすよう努めます。

6.3 責任ある広告宣伝とマーケティング

広告宣伝は良識を持って行います。公正な内容と適切な表現・表示を行うとともに、お客さまに対してわかりやすい説明で誤解を与えないように努めます。製品・サービスを訴求する際には、公正な根拠を持って行い、他社や他社製品・サービスについて誹謗中傷するような表現を行いません。

6.4 社会貢献活動

私たちは、未来をひらく「子どもたち」を育む活動を中心に、社会貢献活動に取り組み、いきいきとした家族・地域・社会の実現に寄与します。

6.5 政治・行政、各種団体との関係

私たちは、政党や政治家等を含む政治・行政や各種団体とは健全で透明な関係を保ち、政治献金や寄付に関する法令、社内規定を遵守します。

6.6 反社会的勢力の排除

私たちは、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、要求に屈しない断固とした姿勢で臨みます。

運用・管理

適用範囲

OLCグループすべての役職員を対象にしています。また、OLCグループのお取引先にも理解・賛同いただけるよう努めます。

制定・改廃フロー

OLCグループでは、株式会社オリエンタルランド社長の諮問機関としてコンプライアンス委員会を設置し、役職員のコンプライアンス精神のさらなる啓発と『OLCグループ・コンプライアンス行動規範』の遵守状況の確認等を行っています。また、グループ会社のコンプライアンス推進責任者と連携し、OLCグループ全体のコンプライアンス活動について積極的な取り組みを行っています。
『OLCグループ・コンプライアンス行動規範』の制定・改廃については、コンプライアンス委員会の審議を経て、株式会社オリエンタルランドの取締役会において決議されます。
 

是正、社内における対応

『OLCグループ・コンプライアンス行動規範』に反する行為があった場合または反する恐れのある行為を知り得た場合、上司に報告・相談または以下に記載の内部通報窓口に相談・通報することが求められます。これらの内部通報窓口では相談・通報者の個人情報を保護し、不利益な取り扱いがないよう社内規定に則った対応を行います。


 【内部通報窓口】
  OLCグループ役職員:クイック相談室、各社相談室、社外相談窓口
  お取引先:OLCグループお取引先様専用コンプライアンス相談窓口


『OLCグループ・コンプライアンス行動規範』に反する行為と認められた場合、就業規則等に基づいて懲戒処分の対象となることがあります。
 

主管組織

『OLCグループ・コンプライアンス行動規範』の主管をコンプライアンス委員会事務局(株式会社オリエンタルランド総務部)が担当し、OLCグループ役職員への周知徹底・教育を行います。