OLCグループでは、『OLCグループ環境方針』に則り、使い捨てプラスチックの削減を進めていきます。
今後も、安全性・利便性などの条件が整ったアイテム・店舗については、再生可能資源を利用するなどの削減対策を促進していきます。また、発生したプラスチック資源については、分別回収のうえ、リサイクル活用の取り組みを継続します。
当社グループでは、環境課題を重要な経営課題として捉え、取締役会にて「気候変動・自然災害」「循環型社会」をESGマテリアリティに組み込むことを決議し、計画の進捗を監督しています。経営戦略本部長(取締役常務執行役員)を委員長とする「環境対策委員会」を設置し、委員長の責任のもと気候変動や環境対策に関わる目標の設定や計画の策定を行っています。「環境対策委員会」には、資源循環促進分科会を設置しており、廃棄物管理に関する考え方をグループ全体で共有し、連携を強化しています。資源循環促進分科会ではグループ全体の使い捨てプラスチックを含む廃棄物の現状把握のための調査や戦略策定、環境負荷低減のための取り組みを進めています。環境活動における目標の進捗や計画などは、環境対策委員会を通して年1回の活動報告とあわせ、取締役会に報告しています。
東京ディズニーリゾート関連
当社グループでは、廃棄物の減量に取り組んでいます。2030年までのESGマテリアリティとして「循環型社会」を設定し、以下の目標を設定しました。今後も、廃棄物の削減に取り組むとともに、発生する廃棄物の分別を徹底し、リサイクルの推進をすることで省資源化に取り組んでいきます。
使い捨てプラスチック削減(2018年度比)
KPI |
KGI |
実績 |
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2024中期経営計画 |
2026年度 |
2030 年 |
2022年度 |
2023年度 |
10.5%削減 |
21%削減 |
25%削減 |
20.1%削減 |
6.4%削減 |
取り組み例 |
概要 |
梱包用緩衝材の変更 |
2022年4月から東京ディズニーリゾートのすべての商品施設、飲食施設にて、梱包に使用する緩衝材をプラスチック製から紙製に変更。 (使用プラスチックの重量削減:約32トン/年) |
ホテルの客室における取り組み |
ディズニーホテル(*)において個別のボトルで提供していたシャンプー、コンディショナーを、2022年2月からディスペンサータイプにて提供。(年間18トンのプラスチック削減効果)また、使い捨てアメニティ(かみそり、シャワーキャップ)の常設を廃止。(かみそりは約8割、シャワーキャップは9割以上の削減) |
カトラリー類におけるプラスチック削減 |
テーマパークの飲食施設にて、ナイフ、フォーク等のカトラリーを、プラスチック資源循環促進法の削減目標に準拠したカトラリーラインナップに変更。また、カトラリーは袋なしのものに変更し、2018年度比17.6%(約22トン)の削減。 |
プラスチックストローの削減 |
テーマパークの飲食施設に加え、ディズニーホテル(*)の飲食施設で提供するストローを紙製ストロー等の非プラスチック素材に変更。加えてテーマパークの一部飲食施設にて、ストロー不要のリッドを導入。 |
お買い物袋の有料化 |
商品店舗等で無料提供していたお買い物袋を有料化。 |
*東京ディズニーセレブレーションホテル、ディズニーアンバサダーホテル、 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、東京ディズニーランドホテル、東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル