2014年4月

オリエンタルランド入社

第1ショー運営グループ

ショーベースへ配属

2017年 5月

第1ショー運営グループ

キャッスルプロジェクション、花火へ異動

現在に至る

「公演し続ける」道を模索する

私は現在、キャッスルプロジェクションや花火、One Man’s DreamⅡの公演の運営や予算管理、プログラムで働くステージマネージャーや出演者の労務管理・育成を担当しています。

 

具体的な業務は、大きく分けて二つです。一つは担当する複数のプログラムの責任者として、最高品質のショーを安全に運営できるよう、出演者やスタッフ、施設の管理を行うことです。私たちショー運営部の仕事は、どんな時でも「公演し続ける」道を模索することです。そのために、日々のイレギュラー対応に加えて、皆が働きやすい環境を整えるなど改善業務も積極的に行います。もう一つは新しいショーをオープンさせる際の運営準備です。

未然に予測し、「より良く」を追求し続けることで

Celebrate! Tokyo Disneylandというシンデレラ城前で行うプログラムの開発準備は特に印象に残っています。

 

新しいショーをオープンさせる際は、開発部門と深く関わります。開発部門の構想を実際に形にして、「毎日公演できる状態」にすることが私の役目で、そのために現場の状況や意見を伝え、開発と意見のすり合わせを行います。

例えば、開発部門の当初の構想の一つに、公演可否を左右する演出が含まれていました。何万人ものゲストが来てくれている中で、感動の機会を損なう日を一日として作りたくないと強く思い、公演実施率100%を目指しました。具体的に、悪天候時の現場に何度も足を運んでデータを収集したり、ステージマネージャーやスタッフから意見を募ったりしながら、キャンセルにしないためのリカバリープランを策定し開発部門に掛け合いました。開発部門の強いこだわりも理解した上で何度も話し合いをした結果、公演率100%を目指せる状態でショーをオープンすることが出来ました。初日で無事に実施できた時には、安心と興奮を感じたことを今でも覚えています。

自分がいなければ、ショーは成り立たない

エンターテイメントに興味を持ったきっかけは、小学校の学芸会だったと思います。ピンスポットを担当したのですが、真っ暗な舞台の上に立つ主役を照らした時に、「今、俺がいなかったらこのショー成り立たないな!」と高揚感を感じましたね。それが今でも心に残っています。

 

前職は、パソコンの修理、故障対応等IT関連サポートを担うコールセンターのスーパーバイザーとして働いていました。全く異なる業界ですが、工場や部品メーカーの担当者、お客様等、さまざまな人から意見を伺って調整をしていた経験や、未然に危機的状況を予測して予防策を考えていた経験は、今の業務に活きています。

 

東京ディズニーリゾートの特殊なところは、一日何十公演ものプログラムを休みなく公演し続けていることです。毎日数万人に感動や一生ものの思い出を提供出来るのはこの仕事しか無いと思います。満足を超える感動体験を一緒に創り上げるために、全体最適を考えて判断が出来る方、積極的な方と一緒に働きたいと思います。

Q&A

Q1 最近、(仕事をしていて)感動した出来事は?

やはりショーの初日には、大きな感動を覚えます。わくわくしながら待っていらっしゃるゲストの背中や、いざショーが始まった際に一斉にカメラを構える皆さんの姿を見ると、”やってよかったな”“遂にここまで来たな”という思いがこみ上げます。ショーが終わった後のゲストの笑顔や感動の涙を見られたり、”良かったね!”、”素敵だった”と感想を話し合っている声が聞けたりするととても嬉しいですね。

Q2 OLCへ転職をしたきっかけは?

「人を楽しませる仕事がしたい」と思ったことです。実は学生時代にはエンターテイメントを学んでいたので、前職の7年間を経て30歳を迎え、自分のこの先のキャリアを考えた際に、思い切って自分がよりやりがいを感じられる道に進もうと思いました。エンターテイメントとして国内で唯一無二の環境も非常に魅力的に感じました。

Q3 OLCで働くようになってから、ご自身が成長したなと感じることは?

前職では、修理・故障対応の窓口という特性上、起こった案件に対し、メーカーや関係部門へ伝達して結果を待つことも多かったです。今の仕事では、自分たちで管理して運営する施設があり、決定権もあるので、自分で立案し動くことが多くなりました。「問題ないなら今のままでいい」と現状に満足せずに、もっと何かやれることがあるなら試したいと思っています。「どうしてこうなっているのだろう」と現状を捉える時に、これまでいろいろな仕事を経験してきたことが活きていると思います。

Q4 今後、チャレンジしていきたいことは?

担当しているキャッスルプロジェクションでは、過去5年間で公演率がほぼ100%なので、他の公演も出来るかぎり100%に近付けていきたいですね。当たり前ですが、公演する、しないではゲストの方へ感動を与えられるかどうか、また来たいと思ってもらえるかどうかが全然違います。ステージでは天候や機材、出演者の状況によってイレギュラーが起きることも多いですが、リカバリー案などを検討しながら、より多く公演出来る道を見つけたいです。また、最新技術を取り入れたステージや、まだ担当したことのない形式のプログラムなどに関わり、自分の視野を広げて、幅広く知識をつけていきたいです。

1日のスケジュール

遅番出勤の時(例)

15:00

出社

早番のスーパーバイザーより引き継ぎ

15:15

夜公演プログラムステージマネージャー出社確認

天候や今後の作業について共有を実施

16:00

会議や事務作業

定例ミーティング参加やシフト作成、報告書作成などを実施

18:00

公演モニター

ワンマンズ・ドリームⅡ公演モニター
ステージマネージャー・出演者へフィードバック、必要に応じて公演判断

19:00

休憩

20:00

夜公演プログラムの準備状況共有、報告

花火・Celebrate! Tokyo Disneyland 関係各署へ公演前状況を報告
天候により運営内容協議実施

21:00

公演モニター

花火・Celebrate! Tokyo Disneyland 公演モニター

22:00

出勤者勤怠確認、公演報告書確認

担当ユニットのステージマネージャーや、担当プログラム出演者の勤怠の確認・承認作業、公演報告書の確認

23:00

シンデレラ城クローズ対応、引き継ぎ作業

パーククローズ後より大型機材の終了作業や施錠確認
翌日スーパーバイザーへの引き継ぎ

23:30

退社

社員インタビュー