方針・規定

PRTR制度の趣旨に沿って

特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律に基づくPRTR(*1)制度では、特定の事業者に対し、PRTR対象物質の排出・移動状況(*2)を把握し、国に報告することが義務付けられています。OLCグループはPRTR制度の届出対象事業者ではありませんが、社会的責任を果たすため、PRTR制度の趣旨に沿って、OLCグループにおけるPRTR該当物質の排出・移動量を毎年自主的に調査しています。2020年度はPRTR該当物質の使用量を2019年度よりも削減することで、排出・移動量の削減を進めていきます。
OLCグループのPRTR該当物質の大半が、テーマパークなどで使用される塗料や洗剤に含まれています。
20世紀初頭の建物を再現するなど、テーマパークにおけるさまざまな演出や日々のメンテナンスに必要な塗料をはじめとしたPRTR該当物質については、成分や性質、取り扱い方法などが記載されたSDS(安全データシート)に基づいて、厳密に管理し、適正に排出・移動しています。
また、代替資材への変更、塗料を必要としない施設への変更などにより、今後もPRTR該当物質の使用量を低減することで、排出・移動量の削減を進めていきます。

*1:Pollutant Release and Transfer Register(化学物質排出移動量届出制度)の略
*2:排出・移動状況とは、どの化学物質がどこの環境中に排出されたか、もしくは、廃棄物として事業所の外に運び出されたかを指します。

OLCグループ環境方針

OLCグループでは、『OLCグループ環境方針』に沿って環境活動を進めています。

体制

環境対策委員会と化学物質管理分科会

OLCグループでは、環境活動の推進組織として、社会活動推進部担当役員(取締役常務執行役員)を委員長とする「環境対策委員会」を設置し、社会活動推進部担当役員(取締役常務執行役員)の責任のもと気候変動を含む環境対策に関わる目標の設定や計画の策定を行っています。 「環境対策委員会」には、化学物質管理分科会を設置しています。化学物質管理分科会は、現状把握のための調査や戦略策定、環境負荷低減のための取り組みを進めています。

OLCグループの化学物質管理体制

化学物質についての一般的な取り扱いの注意、保管や廃棄の方法、作業従事者の確認事項などを記載した『OLCグループ化学物質管理ガイドライン』を制定し、化学物質の適正な管理・運用を推進しています。

活動・パフォーマンス

化学物質の排出削減に向けて

東京ディズニーリゾート関連

OLCグループでは、年度ごとのPRTR該当物質の使用量や排出・移動量の実態調査を継続しながら、塗料の種類を変更するなど、化学物質の排出削減に取り組んでいます。

これまでに、塗料の水性化によるトルエンやキシレンの削減、食器用洗剤の変更によるAE(ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル)の大幅な削減などを実施しています。

テーマパークで使用する塗料を適切に管理
拡大
テーマパークで使用する塗料を適切に管理

また、テーマパークでは、施設改修の際にメンテナンス性の向上を目的に、構築物、舗装仕様(材料)の変更を行っており、その際には環境にも考慮し、塗料の使用量や、化学物質を含む建設材料の抑制にも取り組んでいます。
その例として、ホーンテッドマンションの待ち列エリアでは、縁石を非塗装化し、さらに床舗装材も化学物質を含まないものに変更しました。

縁石を非塗装化し、床舗装材は化学物質を含まないものに変更
拡大
縁石を非塗装化し、床舗装材は化学物質を含まないものに変更

OLCグループのPRTR該当物質調査結果

*PRTR該当物質調査の実施時期により、最新データが2018年度となります。

排出・移動量の経年変化

排出・移動量の内訳(2018年度)

物質名 排出・移動量(t) 比率(%)
メタクリル酸メチル 1.4 18.8
トルエン 1.1 15.2
AES (*1) 1.0 13.5
LAS (*2) 0.9 12.0
キシレン 0.6 8.8
AE (*3) 0.5 6.8
2-アミノエタノール 0.4 5.5
スチレン 0.3 4.1
エチルベンゼン 0.3 4.1
ほう素化合物 0.1 1.4
その他 0.7 9.9

*1 ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
*2 直鎖アルキルベ. ンゼンスルホン酸およびその塩
*3 アルコールエトキシレート

用途別構成比

環境関連データ

東京ディズニーリゾート関連

2019年度の環境に関する主なデータです。