東京ディズニーリゾートでは、すべてのゲストが楽しめるテーマパークを目指し、利用しやすい環境づくりを進めています。
テーマパークには、さまざまな言語を使うゲストや、障がいのあるゲスト、怪我などによって一時的に体の機能が低下しているゲスト、高齢の方や妊娠中のゲスト、食事に制限のあるゲストなど、多様なゲストが訪れます。施設や支援ツールの整備、キャストによるサポートを通じ、快適で楽しい時間と場所の提供に努めています。
キャストによるサポートを強化するために、サービス介助士の資格取得を支援しています。
【リスク】
・ダイバーシティへの対応不足による体験価値の低下
【機会】
・変容する社会や顧客ニーズへの対応による体験価値向上
変容する社会や顧客ニーズの変化に対応し、多様な価値観を尊重した事業活動を展開するために、ベースとなる人権尊重への体系的な取り組みや、既存製品・サービスの見直しと多様性に配慮するための仕組みの構築などの取り組みを実施。
KPI |
KGI |
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2024中期経営計画 |
2026年度 |
2030年 |
・11の重要人権課題と「従業員」「サプライチェーン」 「顧客」の3つの領域でギャップ分析を実施し、脆弱なライツホルダーに対する取り組みが不足している点の洗い出しを行う ・「ダイバーシティ&インクルージョン ハンドブック」を配布した従業員の割合100% ・既存施設・サービスのギャップ分析と対応計画の策定および実行 |
・多様性に関するガイドラインを配布した従業員の割合 ・多様性に関するガイドラインの研修を受けた従業員の割合 |
・特定した重要人権課題に対する人権デューデリジェンスプロセスの構築と運用 ・多様性を尊重した事業活動ができる仕組みの構築 |
- オペレーションの導入研修に多様性に関する項目を追加
- 障がいに関する社内EXPOの開催、D&Iに関する取り組み事例の社内共有会の実施等の各種啓発の実施
- テーマパークで多様性の観点から課題のある表現の抽出および対応計画の策定
- 社外コミュニティとの連携
- サービス介助士の資格取得の対象を、現場の最前線でゲスト対応をするテーマパークオペレーション社員に拡大し、約300名以上が新たに資格を取得。
東京ディズニーリゾート関連
日本語以外の言語をご要望される ゲストへの対応 |
パークを訪れる前に情報収集がしやすいよう、ホームページの多言語化や英語でのお問い合わせの受付体制を整備しています。
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車イスご利用のゲストへの対応 |
車イスご利用のゲストが時間を気にすることなく、安全に乗り降りができるようにしています。
車イスのままご利用可能な施設。 [東京ディズニーランド]
[東京ディズニーシー]
通常の乗降場とは別に、時間を気にせず安全に乗り降りできる専用の乗降場を設けている施設。
[東京ディズニーシー]
これまで、肢体に障がいがある方で、ご本人は利用基準を満たしているにもかかわらず、同伴者がいないことでアトラクション利用ができないケースがありました。現在は、利用基準を満たしていれば、一部のアトラクションにおいて、キャストのサポートができる場合に限り、同伴者がいなくても利用いただけるようになっています。 【東京ディズニーランド】
【東京ディズニーシー】
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視覚や聴覚に障がいのあるゲストへの対応 |
視覚に障がいのあるゲストが東京ディズニーランドや東京ディズニーシーの施設の位置を触って理解することのできる触地図、アトラクションやキャラクターの形状を確認することのできるスケールモデル(模型)を用意しています。
*1 スティッチ・エンカウンター、タートル・トーク |
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その他の障がいや妊娠中などの制限があるゲストへの対応 |
東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトや「東京ディズニーリゾート・インフォメーションブック」を通じて、障がいのあるゲストや、妊娠中や高齢のゲスト、一時的に体の機能が低下しているゲストなどに、パークを効率よくお楽しみいただけるよう、サービスや施設についてご案内しています。 |
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食事に制限のあるゲストへの対応 |
東京ディズニーリゾートでは、 ベジタリアンのゲストや、アレルギーのあるゲストなど、食事に制限があるゲスト向けのメニュー対応を行っています。 |
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東京ディズニーリゾート関連
取り組み |
内容 |
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アクセシブルルーム |
【導入ホテル】
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ユニバーサルルーム |
【導入ホテル】 ディズニーアンバサダーホテル(1室) |
チャット対応 |
聴覚に障がいのある方向けに、ホテル滞在中、端末を貸し出し、チャットツールを用いた対応を実施
【導入ホテル】
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各種設備の貸し出しリクエスト対応 |
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- 拡大
- 東京ディズニーランドホテルのアクセシブルルーム