方針・規定

人財に関する基本的な考え方

OLCグループにとって人財とは、テーマパーク事業の価値を創出していくうえでハードへの投資と同様に不可欠なものです。特に東京ディズニーリゾートにおいては、人と人とのふれあいも大切な価値であり、人財そのものが強みの源泉であるといえます。
また35年以上、東京ディズニーリゾートにおいて2万人以上の従業員を雇⽤しているということは、社会に対して果たす⼤きな責任を担っています。
従業員ひとりひとりが新たな価値創造を通じて成果創出と自己成長をし続けること、個人の違いを認め多様な能力を発揮しながら新たな価値を生み続けること、そしてそのような環境下で働きがいを持ち、生き生きと働き続けられることが、ゲストのハピネスの創造、当社グループの価値向上、ひいては社会への貢献につながると考えています。

2020中期経営計画における人財に関わる取り組み

少子高齢化の進行などによる労働人口の減少を踏まえ、2020中期経営計画では、ソフト(人財力)を強化することで、ホスピタリティを進化させながら並行して省力化を進めてきました。
また、人財力を強化するための社員の行動要件と育成サイクルの整備を実施したほか、働きやすい環境の推進として、育児や介護を仕事と両立しながら活躍できる環境づくりや成長を実感できる支援としてキャリア支援施策などを拡充してきました。

2016年4月には、準社員人事制度を改定し、引き続き「安心、楽しさ、働きがい」の向上を目指し、役割、資格ごとの昇給上限の引き上げ、キャスト同士のつながりを感じてもらえる場づくり、評価基準の改善などに取り組みました。加えて、2020年2月以降には、新たな雇用区分として、「テーマパークオペレーション社員」を導入しました。「テーマパークオペレーション社員」は、テーマパークのオペレーション業務に特化し、最前線でゲストサービスにつながる役割を担います。

働く上での基盤づくり

当社グループでは、事業に必要不可欠な「ヒト」の力を最大化していくため、「働く上での基盤づくり」が重要だと考えています。そのため、従業員一人ひとりが最大限の力を発揮できる環境づくり、そして効率的に働くための環境づくりを推進するために、「育成支援」「効率化支援」「制度・ルールの見直し」「安心安全な環境づくり」と、テーマごとに支援を行っています。
具体的には、オリエンタルランドにおいて「テーマパークオペレーション社員制度の導入」「仕事と育児や介護の両立支援」「バックステージの環境改善」「IT環境の見直し」「在宅勤務制度の導入」などの支援を行いました。
これらの支援を活用し、組織課題に応じて仕事の進め方を見直し、一人ひとりが自律的に行動できるよう推進しています。

活動・パフォーマンス

従業員区分と役割

当社では、2万人以上の従業員が、それぞれの専門性を活かして活躍しています。従業員数の2割が、「社員」「嘱託社員」「出演者」です。そして、8割を占めるのが、テーマパークの最前線でゲストをお迎えする「キャスト」として働く、「テーマパークオペレーション社員」および「準社員」です。

従業員区分と役割

従業員区分 役割
社員 総合職 テーマパーク事業部門、テーマパークサポート部門、一般管理部門など、幅広い事業領域において働くゼネラリスト
テーマパークマネジメント職 テーマパークの中で働く、オペレーション業務やステージ業務に関わるプロフェッショナル
専門職 技術職や調理職など特定の分野のスペシャリスト
テーマパークオペレーション社員 テーマパークのオペレーション業務に特化し、最前線でゲストサービスにつながる役割を担う
嘱託社員 部門ごとの専門業務を担う
出演者 オーディションにより選出された、テーマパークのショーやパレードに出演するエンターテイナー
準社員 アトラクションでの案内、清掃、飲食施設での接客、調理業務、商品販売や在庫管理など、ゲストのハピネスに直結する、ホスピタリティ提供の中心を担う

*2020年2月1日より、「テーマパークオペレーション社員」を新たに追加しています

労使関係

当社は、国際規範に則り、団体交渉権をはじめとする労働基本権を尊重しています。当社では、労働組合「 OFS(オリエンタルランド・フレンドシップ・ソサエティー)」と相互理解、相互信頼を築きながら、労使双方で協議を行い、連携して施策を進め、より良い職場環境づくりに向けて取り組んでいます。
2021年3月現在の組合員数は21,235人で加入率は99.9%です。2017年度より嘱託社員・準社員・出演者、2019年度よりテーマパークオペレーション社員も加入しています。
また、2018年度には、グループ会社にも労働組合が組成されるとともに、当社グループの労働組合で結成される労働組合の連合会である「OGFS(フェデレーション・オブ・オリエンタルランドグループ・フレンドシップ・ソサエティー)」が組成されました。
当社グループでは労働組合と締結する「労働協約」において、全雇用区分を対象とするユニオン・ショップ制を採用しています。

従業員の採用や給与に関するコンプライアンス

当社では、採用にあたっては、国際労働機関(ILO)の条約・勧告に定められた最低年齢を下回らないよう年齢確認を徹底し、児童労働の発生を防止しています。また、給与支払いに関しては法令を遵守し、各地域に定められた最低賃金以上の給与を設定しています。