オリエンタルランドは1960年7月11日に創業し、今年で62周年を迎えました。

 

当社のコア事業である東京ディズニーリゾートは、初代社長の川﨑千春が1958年に京成バラ園のバラをロサンゼルスに買い付けに行き、3年前にオープンしていたディズニーランドを訪問した際に「この素晴らしい世界を日本の子供たちに体験させたい」という夢を抱いたことが原点となりました。その後1960年に、浦安沖の海面を埋め立て、商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設を行い、国民の文化・厚生・福祉に寄与することを目的として当社は設立されました。

 

 62回目の創立記念日となった7月11日には、1974年12月にディズニーランド誘致のためのプレゼンテーションを米国ディズニー社首脳陣に対し実施した時に、ランチとしてバスの中で視察団に提供した「豪華なサンドウィッチ」をイメージしたメニューを従業員食堂で提供しました。
舞浜が「都心から至近距離」に位置する魅力的な土地であることを実感してもらうための工夫として、都心でのプレゼンテーション後、サロンバスで舞浜に移動、現地からヘリコプターで都内上空を周遊することでその近さを実感してもらう作戦を立てました。バスでの移動に「移動を楽しいものにすることで、時間を短く感じていただこう」と特別製のビーフステーキを挟んだ「豪華なサンドウィッチ」を提供しました。決め手となった「立地条件」を最大限にアピールできたことで、ディズニー社は米国以外では世界で初となる、ディズニー・テーマパークの建設地として舞浜を選んだのでした。

 

当社代表取締役会長(兼)CEOの加賀見俊夫も、当時のことを思い返しながらサンドウィッチを試食しました。プレゼンテーション当日、埋め立てたばかりの舞浜の土地を「少しでもきれいな状態でディズニー社に見ていただこう」と、従業員総出で護岸の掃除をしました。加賀見もその清掃活動に参加したメンバーの一人であり、当時のエピソードをサンドウィッチを開発したメンバーとともに振り返りました。

 


この62年間、事業を続けてまいることができましたのも、皆さまの温かいご支援のおかげであることを心より感謝申し上げますとともに、今後も「夢、感動、喜び、やすらぎ」を提供するという企業使命を果たすため、オリエンタルランドグループは、成長を続けてまいります。
 

「豪華なサンドウィッチ」をイメージして作られた「創立記念日特別メニュー」

サンドウィッチ試食後に当時の思い出を従業員と談笑しました。