2014年5月10日、子どもたちを育む社会貢献の一環として「夢・感動塾」を実施しました。
「夢・感動塾」は、夢を持ち続けながら日々努力し、輝いている人(キャスト)との交流を通じ、「夢を持つことのすばらしさ」や「夢の実現に向けて必要なものは何か」を考えるなど、子どもたちが夢を持ち、その実現に向けて一歩を踏み出すきっかけをつくり出すためのプログラムです。
2012年度にスタートしたこのプログラムは、これまで7回実施し、163名の子どもたちが受講しています。今回は、小学5、6年生25名が参加し、ショーの出演者として東京ディズニーリゾートで働くキャストが、自らの夢を叶えた実体験に触れることで、夢の実現に向けての1歩を踏み出しました。


初めに子どもたちは5つのグループに分かれ、応募時の作文のテーマでもあった「夢とは何か」について、一人ひとりの想いや考えなどについて共有しました。続いて、常に新しいことに挑戦し夢を持ち続けたウォルト・ディズニーの想いや行動力について学び、「夢が次々と出てきても、ウォルトは必ずチャレンジするところがすごい」「夢は諦めずに自信を持てばいつか叶うことを学んだ」「自信をなくさずに頑張れば出来る。やりぬくことが大切だということを学んだ」、「ウォルトは自信と勇気を持って何事にも取り組み成功してきた。私もウォルトのようにもっと自信と勇気を持ちたい」など、同じグループの仲間たちに話していました。


午後には、「東京ディズニーリゾートで踊りたい」という夢を実現したショー出演者である高橋里枝が登場、自らの夢を叶えるまでの軌跡を語りました。
東京ディズニーシー®のショー「ビッグバンドビート」の出演者である高橋は、「周りの人たちのサポートがあったからこそ、私は夢を叶えることができた。感性を磨くことで、自分を支えてくれる人たちの存在に気づき、感謝の気持ちを持ってほしい。今やっていることは、きっと将来につながる、そこにチャンスの神様が隠れているかもしれない、その時はチャンスの神様の前髪をしっかり捕まえてほしい。」と話しました。 

夢の軌跡を語る高橋と質問する子どもたち

次に、夢を叶えたキャストにちなんだ体験学習として、実際に高橋が出演する「ビッグバンドビート」を鑑賞しました。ショーが始まると、子どもたちは必死に高橋を探します。きらびやかな衣装に着替え、華やかな舞台で踊る高橋を見つけると皆、目を輝かせていました。彼女の姿を目の当たりにした子どもたちは、夢は叶うのだと実感したことでしょう。
体験学習の後は、夢を叶えたキャストへ子どもたちがインタビューする番です。今回も積極的に手が挙がり、「夢を叶えるために、一番努力したことは何ですか」、「夢を叶えた今、一番楽しいことは何ですか」、「大勢の人の前で踊る時、笑顔でいられるのはなぜですか」などの質問が矢継ぎ早に寄せられました。


子どもたちは1日を通して、夢を持つことの素晴らしさや実現するために大切なことを学び、それぞれが発見したこと、感じたことを個人ワーク、グループワークを経てまとめていきます。ワークシートには、「夢を叶えるために努力すること、諦めないことが大事だということが分かった。夢を実現したウォルトと高橋さんの話の中に“あきらめた”という言葉はなかった。私もあきらめないで夢を追い続けて行きたい」「夢を持つだけでなく、その夢を叶えるために何をしたらいいのかを学んだ」「ウォルトが言っていた自信をつけたい。クヨクヨしていたら夢は叶わない。自信を持って頑張る」などと書かれ、夢を実現したキャスト達との交流を通して、新たな何かを得た様子がうかがえました。 

グループワークをする子どもたち

最後には、将来の夢と、夢の実現に向けた自分自身への約束を一人ひとり発表します。
子どもたちは、「保育士になりたい。そのために小さい子と接する機会を増やし、どうしたら喜んでもらえるか勉強する」、「漫画家になりたい。イラストをたくさん描いて極めていきたい。」などと力強く宣言し、充実した表情で修了証を手にしていました。
保護者の方からは、「何かを続けるには嫌なことも辛いこともあるが、夢のために続けることは大事だという話を家族でしました」「夢を実現した人の話を聞いて、自分も頑張れば夢を実現できるかもしれない、と夢を持つことに対してポジティブになったようです」などの感想が届きました。 

塾長から修了証を受け取る子どもたち、記念撮影

次回の「夢・感動塾」は、2014年7月・8月に実施予定です。
OLCグループは、これからも子どもたちを育む社会貢献活動に取り組んでまいります。