2014年の夏休み期間に、子どもたちを育む社会貢献の一環として、『夢・感動塾』を、7月26日、8月9日、8月23日の計3回実施しました。
『夢・感動塾』は、夢を持ち続けながら日々努力し、輝いている人(キャスト)との交流を通じ、「夢を持つことのすばらしさ」や「夢の実現に向けて必要なものは何か」を考えるなど、子どもたちが夢を持ち、その実現に向けて一歩を踏み出すきっかけをつくり出すためのプログラムです。2012年度にスタートしたこのプログラムは、これまで8回実施し、188名の子どもたちが受講しています。
今回の夏休み期間のプログラムには、北海道から兵庫県までの小学5、6年生が各回25名、計75名が受講しました。
子どもたちは、ショーの出演者やシェフなど、東京ディズニーリゾート®で働くキャストが自らの夢を叶えた実体験に触れることで、夢の実現に向けての一歩を踏み出しました。


はじめに、子どもたちは5つのグループに分かれ、応募時の作文のテーマでもあった「夢とは何か」について、一人ひとりの想いや考えなどについて共有した後、常に新しいことに挑戦し夢を持ち続けたウォルト・ディズニーの想いや行動力について、学びました。


東京ディズニーランド®のショーの出演者である神崎亜弥は、「どんなにつらいことがあっても、それは無駄ではなく、自分を成長させるための糧。夢を叶えるには、諦めない強い想いが必要。」と話し、東京ディズニーシー®のショーの出演者である高橋典子は、「今の自分の生活や経験した全てが夢を叶える力になる。」と話しました。
東京ディズニーシーの3つの飲食施設でシェフを務める島根徹明は、修行していた頃の経験談を交えながら、「夢は自分で見つけるもの。夢を叶えるための近道はない。」と語りました。 

夢の軌跡を語るキャストたち

続いては、夢を叶えたキャストにちなんだ体験学習です。ショー出演者である神崎と高橋の回では、実際にそれぞれが出演するショーを鑑賞しました。ショーが始まると、子どもたちは目の前で夢の軌跡を語った彼女たちの姿を必死に探し、華やかな夢の舞台で踊る姿を見つけて目を輝かせていました。

また、シェフの回では、島根がシェフを務める東京ディズニーシーのレストランでの食事の後、調理実演を見学しました。島根の鮮やかな包丁さばき、手際の良さ、美しく仕上がる料理を見た子どもたちは、あきらめずに修行してきたことは実を結ぶのだと実感したことでしょう。 

シェフによる調理実演

体験学習の後は、夢を叶えたキャストへ子どもたちがインタビューする番です。今回も積極的に手が挙がり、「夢を実現するために一番努力したことは何ですか」「夢が見つからなかったらどうしたらいいですか」「くじけたり、上手く行かなかったりした時はどう乗り越えましたか」「夢を叶えた前と後で変わったことはありますか」などの質問が矢継ぎ早に寄せられました。 

質問する子どもたち

子どもたちは1日を通して、夢を持つことの素晴らしさや実現するために大切なことを学び、それぞれが発見したこと、感じたことを個人ワーク、グループワークを経てまとめていきました。 

グループワークの様子

最後には、将来の夢と、夢の実現に向けた自分自身への約束をグループ内で一人ひとり発表しました。
子どもたちは、「科学者になりたい。そのためにたくさん勉強して、たくさんの知識を身につけたい」「夢は人を笑顔にすること。そのために、自分から進んで行動し、さまざまな人の役に立てるようにしたい」「お医者さんになりたい。そのために、毎日勉強して、人を助けたいという想いを忘れないように過ごしていきたい」などと力強く宣言し、充実した表情で修了証を手にしていました。
保護者の方からは、「明確なビジョンを持てるようになり、夢の大切さを改めて感じとった様子です」「無理かも、という諦めの言葉を言わなくなりました」「うまくいかないことも、失敗することもあるけれど、諦めずにチャレンジしていくことの大事さをわかったようです」などの感想が届きました。 

塾長から修了証を受け取る子どもたち、記念撮影

次回の『夢・感動塾』は、2014年12月に実施予定です。
OLCグループは、これからも子どもたちを育む社会貢献活動に取り組んでまいります。