2013年12月21日、子どもたちを育む社会貢献の一環として「夢・感動塾」を実施しました。
「夢・感動塾」は、夢を持ち続けながら日々努力し、輝いている人(キャスト)との交流を通じ、「夢を持つことのすばらしさ」や「夢の実現に向けて必要なものは何か」を考えるなど、子どもたちが夢を持ち、その実現に向けて一歩を踏み出すきっかけをつくり出すためのプログラムです。
2012年度にスタートしたこのプログラムは、これまで5回実施し、114名の子どもたちが受講しています。今回は、100名近い応募者の中から小学5、6年生24名が参加し、ショーの出演者として東京ディズニーリゾートで働くキャストが、自らの夢を叶えた実体験に触れることで、夢の実現に向けての1歩を踏み出しました。

プログラムの初めには、応募時の作文のテーマでもあった「夢とは何か」について、一人ひとりの想いや考えなどについて共有しました。その後に、「東京ディズニーリゾートで踊りたい」という夢を実現したショー出演者である加島茜が登場、自らの夢を叶えるまでの軌跡を語りました。

東京ディズニーシー®のショー「ビッグバンドビート」の出演者である加島は、「夢は努力し続けることで叶うものであり、自分の叶えたい夢や目標があるから頑張れる。本当に才能がある人は、努力し続けることが出来る人。そして、大切なのは夢を絶やさず諦めることなく少しでも前に進めるようチャレンジしてくこと、夢の種を自分の周りにたくさん蒔くことが夢への近道でもある」と話しました。 

夢の軌跡を語る加島と質問する子どもたち

午後には、夢を叶えたキャストにちなんだ体験学習として、実際に加島が出演する「ビッグバンドビート」を鑑賞しました。ショーが始まると、子どもたちは必死に加島を探します。きらびやかな衣装に着替え、華やかな舞台で踊る加島を見つけると皆、目を輝かせていました。彼女の姿を目の当たりにした子どもたちは、夢は叶うのだと実感したことでしょう。
体験学習の後は、夢を叶えたキャストへ子どもたちがインタビューする番です。今回も積極的に手が挙がり、「夢を叶えるために、努力していることは何ですか」、「これからの夢は何ですか」、「もしも夢が叶わなかったらどうしますか」などの質問が矢継ぎ早に寄せられました。


続いて、常に新しいことに挑戦し夢を持ち続けたウォルト・ディズニーの想いや行動力について学んだ子どもたちは、「夢とは、叶えたら終わりではなく、また新たな夢を持って夢を追いかけ続けることが大切」、「ウォルトは好奇心と自信、勇気、ゆるぎない意思で努力してきた人」などと話し、「ウォルトをお手本にして、自分が失敗しても負けないで、今まで以上に頑張るという精神を持ちたい」など、同じグループの仲間たちに話していました。


子どもたちは1日を通して、夢を持つことの素晴らしさや実現するために大切なことを学び、それぞれが発見したこと、感じたことを個人ワーク、グループワークを経てまとめていきます。ワークシートには、「夢を実現させるために苦難を乗り越えることを学んだ」、「夢を叶えた後も新しいことに挑戦していくことが大切で夢に終わりはない」などと書かれ、夢を実現したキャスト達のとの交流を通して、新たな何かを得た様子がうかがえました。

塾長に見守られ、グループワークをする子どもたち

最後には、将来の夢と、夢の実現に向けた自分自身への約束を一人ひとり発表します。
子どもたちは、「将来は技術の仕事をして、人を助けるロボットを作りたい。目標を思い描いて、夢の種をたくさん蒔いていきたい」、「希望や自信を持ち続けられるように夢の道を切り開ける人になる」などと力強く宣言し、充実した表情で修了証を手にしていました。
保護者の方からは、「夢を実現した人たちの話を聞いて、自分の苦手なことにも前向きに取り組む姿勢が見られ成長を感じると同時に、自立のきっかけを与えることができて嬉しい」、「あらためて、子どもが夢を絶やさず前進することに対して応援をし続けることが大切なのだと感じた」などの感想が届きました。 

塾長から修了証を受け取る子どもたち、最後は全員で記念撮影

次回の「夢・感動塾」は、2014年5月に実施予定です。
OLCグループは、これからも子どもたちを育む社会貢献活動に取り組んでまいります。