2015年3月28日、子どもたちを育む社会貢献の一環として、『夢・感動塾』を実施しました。
『夢・感動塾』は、夢を持ち続けながら日々努力し、輝いている人(キャスト)との交流を通じ、「夢を持つことのすばらしさ」や「夢の実現に向けて必要なものは何か」を考えるなど、子どもたちが夢を持ち、その実現に向けて一歩を踏み出すきっかけづくりのプログラムです。2012年度にスタートしたこのプログラムは、これまで13回実施し、313名の子どもたちが受講しています。
 

今回も、小学5年生25名が参加し、衣装製作者として東京ディズニーリゾート®で働くキャストが自らの夢を叶えた実体験に触れることで、夢の実現に向けての一歩を踏み出しました。
はじめに、子どもたちは5つのグループに分かれ、応募時の作文のテーマでもあった「夢とは何か」について、一人ひとりの想いや考えなどについて共有した後、常に新しいことに挑戦し夢を持ち続け、好奇心、自信、勇気、ゆるぎない意思で夢を叶えたウォルト・ディズニーの想いや行動力について学びました。
続いて、いよいよ子どもたちの前に、「東京ディズニーリゾートで人を喜ばせる衣装や帽子を作りたい」という夢を実現した、衣装製作者の須田久美子が登場しました。
須田は、母親の影響で手芸を好きになり、夢に出会った小学生の頃から、自らが夢を叶えるまでの道のりを振り返りました。そして、子どもたちへのメッセージとして、「夢を叶えるために、無駄なことなどひとつもない。勇気を出してチャレンジすること、情熱をもって努力することが大事」と伝えるとともに、「夢はひとりで叶えられるものではない。周囲への感謝の気持ちを忘れないでほしい」と語りました。

夢の軌跡に触れる

次は、夢を叶えたキャストにちなんだ体験学習です。須田による帽子作りの実演では、巧みにミシンを操る須田の手にかかり、イースターの帽子が華やかに完成していく様子に興味津々でした。次に、子どもたちは、衣装製作作業の一端として、自らの手で衣装につけるコサージュを完成させ、その出来栄えに満足そうでした。
体験学習の最後には、須田が人形の衣装を手がけるアトラクションへ。いつもと違い、目を凝らして人形の衣装一つひとつを見つめる子どもたちは、色とりどりのたくさんの衣装を見て、須田の夢が叶ったのを実感したことでしょう。

体験学習の様子

体験学習の後は、子どもたちが夢についての質問をぶつける時間です。今回も積極的に手が挙がり、「夢を叶えて、一番よかったと思うことは何ですか」、「これからやってみたいことは何ですか」「どうしたら、あきらめずに勇気を持ち続けられますか」などの質問が矢継ぎ早に寄せられました。

キャストに質問する子どもたち

子どもたちは1日を通して、夢を持つことの素晴らしさや実現するために大切なことを学び、それぞれが発見したこと、感じたことをまとめていきました。
 

最後には、将来の夢と、夢の実現に向けた自分自身への約束を、グループ内で一人ひとり発表しました。
子どもたちは、「イラストレーターになりたい。たくさん絵を描いて、努力し続けたい」「みんなを笑顔にしたい。あいさつをすることからはじめたい」などと力強く宣言し、充実した表情で修了証を手にしていました。
保護者の方からは、「夢を実現させた方の話を聞き、努力をすることの大切さや行動することの重要性など、現実に引き寄せて考えさせるきっかけになりました」「体験に基づいた学び方が大切であると改めて実感しました。受講前と後では、子どもの表情が格段に違って見え、表に取り上げられにくい、陰で支える方の気持ちに共感していたように感じます」などの感想が届きました。

修了証の授与と記念撮影

OLCグループは、これからも子どもたちを育む社会貢献活動に取り組んでまいります。