OLCグループでは、月に1回、構内7カ所にある従業員食堂で、『WE ARE ONE 心はひとつ スペシャルメニュー』と題し、30円の被災地支援のための寄付がついたメニューを提供しています。
 

『WE ARE ONE 心はひとつ スペシャルメニュー』は、東日本大震災の被災地支援活動の一環として2011年度から実施しているもので、メニューを食べた従業員からの寄付金に、会社からの同等額の寄付金を加え、岩手県、宮城県、福島県の小学校へそれぞれ必要な備品を寄贈する活動です。この活動により、これまでに、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県気仙沼市、南三陸町、福島県南相馬市の計50校への支援を実施しており、今回は福島県相馬市の小学校10校を対象としました。
 

 2014年6月12日、株式会社オリエンタルランドの従業員である川口智恵子が、自身の出身校である相馬市立飯豊小学校を訪問し、家庭科室で使用する作業用のイスを寄贈しました。
 

これは、従業員が支援活動に関わることで、より活動の裾野を広げていきたいと、社内で福島県相馬市出身の従業員を募集し、直接寄贈品をお届けしようと企画したものです。
 

 40年ぶりに母校を訪れた川口は、5、6年生65名と先生方に温かく迎えられ、贈呈式が始まりました。贈呈式では、川口が生徒代表に寄贈品をお渡しし、「ひとりひとりが笑顔でいれば、周りの人も自然と笑顔になり、元気が出て幸せになります。自分たちを支えてくれている人がたくさんいる事を忘れないでほしい。」と自身の経験を踏まえ、生徒たちに語りました。
 

 その後の質問コーナーでは、「なぜ、今の仕事を選んだのですか」「仕事をしていて、一番大変だったことは何ですか」など、生徒たちから先輩へ多くの質問が寄せられました。最後に、生徒たちから、お礼の言葉とともに、校歌と復興をテーマにした歌のプレゼントが贈られ、川口も一緒に校歌を口ずさんでいました。
 

 贈呈式を終えた川口は、「震災の辛かったことを乗り越えて、これからも笑顔を忘れずに頑張ってほしい」と話し、校長先生からは、「直接来てもらい、生徒たちはとても喜んでいた。震災から3年が経ち、これからは心の部分がとても重要。子供たちを笑顔にすることで大人にも元気になって貰えたらと思う。」とのお言葉といただきました。
 

 OLCグループは、これからも、子どもたちに笑顔を届ける支援活動に取り組んでまいります。

 

以上