2020年1月22日

オリエンタルランドグループは、2019年10月8日(火)と10月24日(木)に浦安市立堀江中学校の1年生6クラス約230人、2019年11月7日(木)と11月18日(月)に浦安市立高洲中学校の1年生4クラス約160人を対象に、ダンスを指導する「ダンス出張授業」を実施しました。

 

「ダンス出張授業」は、2012年度に完全施行された「新学習指導要領」(文部科学省)で中学1、2年生の保健体育授業にダンス教育が必修化されたことを受け、テーマパーク事業を営む当社グループならではの人材やスキルを活かしたダンス指導を行うことで、地域における生徒の育成を支援したいとの考えから、2013年度から実施しています。

 

授業では、テーマパークで活躍する振付師とダンサーの計5名が、体育教師へのダンスステップのレクチャー、見本演技や生徒へのダンスステップの指導、校内のダンス発表会に向けての練習指導などを行いました。

 

生徒たちは、1回目の授業で基本のダンスステップを学びました。体育館のステージに登場した振付師とダンサーが、息のあったダイナミックな見本演技を披露した後、課題曲の「イッツ・ア・スモールワールド~ダンスリミックスバージョン~」に沿って、ひとつひとつのステップを身につけていきました。プロからのダンス指導という初めての経験に、最初は緊張気味で、テンポの速さに戸惑う場面も見られましたが、振付師のアドバイスを聞き、ダンサーの踊りを間近で見ながら繰り返し練習することで、少しずつ楽しそうな表情になり、授業が終わる頃には軽快なステップを刻んでいました。

 

2回目の授業では、グループに分かれ、前回学んだステップをアレンジし、発表会に向けてのフォーメーションや創作部分を仕上げていきました。グループで話し合いながら創りあげていく生徒たちのもとを、振付師とダンサーが順番にまわり、生徒たちの創造力を引き出すアドバイスやダンス指導を行いました。グループそれぞれが生み出す個性的なダンスは、振付師やダンサーの指導が加わることでレベルアップし、授業が終わる頃には、徐々に発表会に向けての準備が整っていきました。

 

今回の出張授業について生徒たちからは、「みんなで協力して案を出し合い、より良いダンスをつくり、そのダンスをみんなで踊れたのが楽しかったです」「はじめて教えてもらった時は、なかなかダンスを覚えられなかったけれど、努力をしたら踊れるようになったので、努力の大切さがわかりました」などの声が聞かれました。先生からは、「テーマパークのダンサーが教えにきてくれることで、子どもたちのダンスに対する苦手意識がなくなったように感じました」などの感想がありました。

 

OLCグループは、これからも地域とのつながりを大切にし、一人ひとりの新たな経験や感動づくりのお手伝いをはじめ、楽しみながらいろいろなことを学ぶ機会の提供を通じ、子どもたちを育む社会貢献活動に取り組んでまいります。