より高いゲスト満足度の実現に向けて

 

 

 

 

 

 

代表取締役社長(兼)COO

上西 京一郎

Q 2015年度はどのような1年でしたか。

2015年度は2つのパークにおいて、3期連続で3,000万人を超えるゲストの皆さまをお迎えすることができました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。
この結果を受け、長期的にさらなる成長を遂げるために、当初の計画を前倒しした2020年度までの大規模な開発計画を策定しました。この計画を着実に実行することで、すべてのゲストに「また来たい」とより一層思っていただける、満足度の高いパークを実現したいと考えています。 

Q CSRにおいてはどのような取り組みがありましたか。

大規模開発の推進やサービス施設の充実といったハード面のみならず、ソフト面、まさに人財力の強化が重要であると考えており、2016年4月より、社員雇用区分に「テーマパークオペレーション職」を新設し、準社員を統括するリーダーの役割などを担っていた有期雇用のテーマパーク社員を、無期雇用である当該雇用区分に移行しました。また、ホスピタリティの提供において中心的な役割を担う準社員を含む全従業員について、教育制度や研修制度のさらなる拡充を推進しています。ホスピタリティに関する研修はもちろんのこと、全従業員が働きがいや成長を感じることができ、安心して働ける環境づくりを行うことで、ゲストの満足度をさらに高めることができると確信しています。
また、屋外施設も多いテーマパークにおいては、アトラクションの屋外待ち列エリアなどの暑さ対策も、ゲスト満足度の向上に向けては非常に重要です。環境対策という視点では、温室効果ガスの排出を抑制する環境負荷低減の活動に加え、こうしたパークの暑さ対策も、温暖化による気候変動などが事業に与える影響を緩和するもののひとつに位置づけられます。2015年度は、「ガジェットのゴーコースター」や「レイジングスピリッツ」などの多くのアトラクションに、扇風機や冷風機、ミストファンなどを増設しました。これらの施策にはゲストの声も反映し、今後も取り組んでまいります。
また、特に近年増加している海外ゲストの多様な価値観やニーズに対応するためには、さらなる受け入れ体制の整備が必要です。そこで、従来、日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語に対応していたガイドマップとホームページについて、新たにタイ語版とインドネシア語版の導入などを行っています。 

Q 最後に、ステークホルダーに向けたメッセージをお願いします。

このたびの「平成28年熊本地震」につきましては、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。OLCグループでは、被災された皆さまおよび被災地復興のために、義援金を拠出するとともに、当社の事業特性を活かし、被災した子どもたちを元気づけたいと、2016年9月には、東京ディズニーリゾート・アンバサダーとディズニーの仲間たちが、被害の大きかった地域の小学校8校を訪問しました。これからも、さらなる支援に取り組んでまいります。
一人でも楽しめるエンターテイメントの選択肢が増える現代において、テーマパークには、あらゆる世代が一緒に楽しめる場所としての存在意義があります。OLCグループが50年先、100年先も変わらず、「夢、感動、喜び、やすらぎ」を提供するオンリーワンの存在であり続けるためには、社会やさまざまなステークホルダーの皆さまと良好な関係を構築していくことが欠かせません。これからもOLCグループのCSR方針として掲げている5つの「大事にしたいこと」を、従業員一人ひとりが常に心にとどめながら、着実にCSRを進めてまいります。今後ともご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。