
昭和35年、千葉県浦安沖の海面を埋立て、国民の文化やレジャーの発展に寄与できる施設の創出を目的に、当社は設立されました。埋立工事はもちろん、この舞浜を新しく価値あるものに変貌させるには、想像をはるかに超える情熱が必要でした。それから20数年後の昭和58年、東京ディズニーランドは産声をあげます。このオ−プンに至るまでの先人たちの流した汗と涙の数は、はかり知れません。これらはすべて、初代社長の川崎(崎は旧漢字)の「アナハイムで見たディズニーランド(R)を日本の子供たちにも見せてあげたい」という強い想いによって実現されたのです。私たちは、先人たちの情熱があって今があるということを常に忘れてはならないと思っています。
開園当初、まず私たちが取り組んだことは米国のディズニーランドのサービスをできる限り吸収することでした。ゲストに対して「こんにちは」と言う。パーク内を多くの人の手によってきれいにする。試行錯誤を重ねて、ディズニーフィロソフィーを徹底的に理解しました。そして、私たちは確信を持ちました。国籍・年齢・性別を超えて誰しもが、いいモノを見て感動を体験したいのだと。その感覚が私たちの体に染みついた後、次なるチャレンジが始まりました。日本文化に合わせたサービスはもちろん、人の本質である感動の追求。これこそが、今でもオリエンタルランドを成長させる源泉となっています。
今、当社は転換期を迎えています。コア事業の東京ディズニーリゾートは、2つのテーマパーク、モノレール、ホテル、複合型商業施設、シルク・ドゥ・ソレイユ専用劇場と、施設を次々と拡充し続けてきました。今後も、このコア事業を持続的に成長させるためには、ハード面はもちろんですがソフト面のさらなる質の向上が問われます。また、そのコア事業の成長とともに次の柱となる新規事業も築いていきたいと考えています。当社の企業使命は「自由でみずみずしい発想を原動力に すばらしい夢と感動 ひととしての喜び そしてやすらぎを提供します。」であり、この本質が変わることはありません。しかし、少子高齢化や経済動向など、めまぐるしく変化する環境を乗り越えていかなければなりません。その為には、これまでの既存概念にとらわれずにゼロベースの発想で新しい価値を生み出していくことが求められます。
当社の仕事は、決して華やかなものだけではありません。「一隅を照らす」という言葉があるように、どんな些細な仕事でも、それが人々の感動に繋がるのだ、という強い信念を持って真摯に取り組める人が必要です。また、人々が喜ぶ姿を見て素直に自分が感動できる感性と、それに胡坐をかくことなく次の感動を生み出す想像力が大事です。強い信念のもと「真摯」に日々の仕事に向かい、「感性」と「想像力」を磨き続けることができる人。私たちはそのような仲間と、今後のオリエンタルランドを成長させていきたいと願っています。
