代表取締役社長(兼)COO

上西 京一郎

2018年度を振り返って

2018年度は、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの2つのパークに過去最高となる3,256万人のゲストの皆さまにご来園いただきました。 その大きな要因としては、年間を通して実施したアニバーサリーイベント「東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”」が好評だったことが挙げられます。 また、新たに導入した新規デイタイムパレード「ドリーミング・アップ!」や、新しいナイトタイムスペクタキュラー「Celebrate! Tokyo Disneyland」、アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のリニューアルなど、様々な新規コンテンツに加え、季節ごとに実施している一部スペシャルイベントのテーマを一新するなど、両パークの体験価値向上に力を注いだことが奏功したと考えています。
 
財務面においても、テーマパーク入園者数が過去最高となったことなどから、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも過去最高となりました。
 
このように多くのゲストをお迎えした状況でも、ゲストの満足度は例年同様高いレベルを維持することができ、2020中期経営計画の目標である「高い満足度を伴ったパーク体験を提供できている状態」に対して着実な進捗を実感するとともに、テーマパークのさらなる成長に向けて大きな自信を得た一年となりました。

2018年度 CSRのトピックス

CSR方針5つの「大事にしたいこと」で掲げる「新たな感動を創造する活力あふれる人財」にも深く関わりのある取り組みとして、2020年中期経営計画の1つである「ソフト(人財力)の強化」があります。“働きやすい環境”を整備し、“成長を実感できる施策”を実施することでオペレーション力とホスピタリティの向上を目指しています。
昨年度は東京ディズニーリゾート35周年を機にホスピタリティの在り方を再検討し、これまでは、全てのゲストに均一にサービスをすることをキャストに求めていましたが、「ゲストの状況に応じた、より自発的なサービス」をすることを目指し、マインドを変えるための研修や認定制度などを導入しました。35周年イベントが好調だったことにより多くのゲストをお迎えする日もありましたが、キャストへの賛辞を数多く頂戴し、満足度も高いレベルを維持することができました。
 
「働きやすい環境」の推進を目的とした制度の導入も進んでいます。2020年以降を見据え、今年2月には新たな雇用区分「テーマパークオペレーション社員」の導入を発表しました。この制度はテーマパークオペレーション業務に特化した新たな雇用区分で、高いホスピタリティを有するキャストに安心して働き続けてもらうことを目的としています。
 
また、CSR方針「お客さまと社会にひろがるハピネス」に紐づく取り組みとして、東京ディズニーリゾートが35周年を迎えた2018年のクリスマス期間に、寄付つきプログラム“Smiles for Tomorrow”を実施しました。このプログラムによる寄付金は、ユニセフの「ユニセフ支援ギフト」を通じて、世界中のさまざまな途上国の子どもたちへ支援物資を届けるために使用されました。

CSR,そしてESGについて

OLCグループは、これまでも「夢・感動・喜び・やすらぎ」の提供という企業使命のもと、「心豊かな社会、夢あふれる未来」の実現に向けたCSRに取り組んできました。テーマパーク事業は多くのエネルギーや人財を必要とするビジネスであり、長期持続的な事業活動を実現するためには、CSR、そしてESG(環境・社会・企業統治)に配慮した経営をしていくことが重要です。50年先、100年先にも、社会に「夢、感動、喜び、やすらぎ」という当社ならではの価値を提供し続けていくために、今後もCSR、そしてESGの視点を重視しながら長期持続的な成長を図っていく所存です。