25年という時間を
歴代のおみやげ袋で実感
先述の通り、“キャストに楽しんでもらう”ことも東京ディズニーリゾート25thアニバーサリーの重要なテーマである。小林は、ゲストと触れ合うオンステージを盛り上げることはもちろんのこと、キャスト達が盛り上がるような独自のイベントを、店舗ごとに企画立案してもらうよう働きかけた。

例えば、彼女が所属する「ワールドバザール・コンフェクショナリー」では、キャスト全員が写真を持ち寄り、ひとりがひとつテーマを書いて張っていくことに。その台紙となったのが、東京ディズニーランド開園以来のおみやげ袋を張り合わせた一枚の大きな紙だった。

歴代のおみやげ袋を集めていたキャストが、25周年にパークで働いていたという巡り合わせから実現したアイデアである。これは小林にとって、25年という歳月の長さを改めて認識させるきっかけとなり、懐かしさと興奮が身体中を駆け巡ったのだった。
当たり前のサービスを
最高のサービスとして提供

東京ディズニーリゾート25thアニバーサリー開催中は、たくさんのゲストで賑わうことに不安やプレッシャーを感じるキャストもいた。
しかし、キャストが他のどこにもない最高のサービスを提供すること自体は、日常的に行っていることと何ら変わりはないはず。
大賑わいの店舗を運営していく大変さはあったものの、この大きなイベントを盛り上げていったという事実は、必ずや自分たちにとってプラスに作用する、大きな成長の1ステップになると、小林はずっと伝え続けた。そして、25周年という大きな節目に、オリエンタルランドに勤務しているという誇りが、彼女の胸で大きく広がるのだった。