
代表取締役社長(兼)COO 上西 京一郎
東日本大震災により被災された皆さま、そのご家族の皆さまには、心よりお見舞申し上げます。被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げますとともに、今後もOLCグループとして、できる限りの支援を行ってまいります。
東京ディズニーリゾートも、震度5弱の地震にみまわれましたが、ゲストや従業員への人的被害がなかったことに加え、施設への大きな損傷もありませんでした。また当日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーには約7万人のゲストが来園されていましたが、地震対策基本計画や対応マニュアル、防災訓練などの事前の備えが奏効したことに加え、地震対策統括本部が機能したことで、大きな混乱もなく対応することができました。
この日のキャストの夜を徹しての対応、特に、キャストがゲストのために主体的にとった行動の数々は、ゲストを思う気持ちとゲスト目線で行動することが浸透していたからこそ生まれたものであり、私自身も誇りに思っています。
震災後は、2つのテーマパークを1ヵ月以上休園しました。この間、たくさんの方々から励ましのお言葉やお手紙をいただき、改めてOLCグループが社会に存在することの意義について深く考えさせられました。企業使命である「夢、感動、喜び、やすらぎ」、そして、テーマパーク事業が創り出す「ハピネス(幸福感)」、OLCグループが社会に提供してきた価値は、目には見えませんが、いつの世でも求められる普遍的なものであることを確信し、この事業を持続し、発展させていかなければならないという決意を新たにいたしました。
~創立50周年を迎えて~
2010年7月、株式会社オリエンタルランドは創立50周年を迎えました。1960年、国民の文化・厚生・福祉に寄与することを目的に、株式会社オリエンタルランドは設立され、ディズニー社との出合いを経て、1983年、東京ディズニーランドを開園し、たくさんのゲストの皆さまにハピネスをお届けしてまいりました。
2010年8月には、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの累計入場者数が5億人に達しました。私たちは、ご来園くださったゲストの皆さまに感謝するとともに、これからも社会からの期待に応え続ける決意を新たにしております。そのためには、常に社会に目を向け、社会からの要請やお客さまの声に耳を傾け、CSR活動に取り組んでまいります。
~「心豊かな社会、夢あふれる未来」の実現に向けて、私たちが大事にしたいこと~
OLCグループのCSRは、事業活動そして事業と親和性の高い社会貢献活動を通じて、サスティナブル(持続可能)な社会に貢献していくことだと考えております。テーマパーク事業をはじめとする「心の活力創造事業」を展開する企業として、「心豊かな社会、夢あふれる未来」すなわち人々の心が夢、感動、喜び、やすらぎに満ちあふれ、心豊かな時間を過ごすことができる社会をつくることがサスティナブル社会の実現につながると捉えております。
2010年2月には、これまでの私たちの姿勢を再確認するとともに、これからの課題と方向性も幅広く検討したうえで、CSR活動の長期的な方向性を定めた「OLCグループCSR方針」を策定し、当社グループがCSR活動を推進していくにあたって、“大事にしたいこと”を明確にいたしました。私たちは、これを新たな道標として、「心豊かな社会、夢あふれる未来」の実現に向け、誠実な企業活動をベースに、環境活動、お客さまと社会に関わる取り組み、社会貢献活動、従業員に関わる取り組みを進めてまいります。
東日本大震災は、被災地のみならず、社会、経済に今もなお大きな爪あとを残しております。このような状況の中、変えるべきものと変えてはいけないものをしっかりと見極め、既存の概念にとらわれることなく常に新鮮な発想のもと、次の50年、100年を見据えながら、ゲストの皆さまに「ハピネス」を、そして、社会に「夢、感動、喜び、やすらぎ」を提供し続けられるよう努めてまいります。